FLCL フリクリ

2005年9月1日 映画
もしも、君が僕の隣にいて。
TVで遠い国のニュースを一緒に見ていたとして。
もしも、そのニュースに泣いている子供が映っていて。
その子供が僕の隣に居たら、僕は手を差し伸べるよ。
想像してごらんよ、天国は無いって、地獄も無いって。
君が死んで、遺書を残したとして。
それが長文だったら遺族も飛ばし読みするって。
そう、想像してみるんだ。
フリクリがどんな物なのかって。

いつもと違った切り口から進むのにも訳があります。
正直、僕の主成分の4割はフリクリから出来ています。
だからフリクリを切ると言うのは、実に難しいのです。

ポストエヴァンゲリオンとして、ガイナックス新鋭の鶴巻が生み出したフリクリは非常に多くの要素を含んでいます。
少年時代の苦い思い出や、一人じゃ無い川原や、大人のタバコ。
それらの日常をペンキで塗りたくった様にSFとジュブナイルで埋め尽くします。
その塗りたくられた空間の僅かな隙間から吹く風は、きっと貴方を虜にするでしょう。
文でこの魅力を記すのは無理なのです。
どうか、どうか、フリクリを実際に見て下さい。
5年先までこの作品を越える物は無いと分かるはずです。
もしも、実際に見て気に召さなかったらば、僕に言ってください。
僕は出来る限り、出来るまで貴方を想像して、フリクリの説教をしますから。
春原氏、一押し。
そういう訳ですよ。
見て下さい。

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