8月16日の日記

2005年8月16日
近頃流行りのドラゴン桜。
この題名、ドラゴンヘッド的に解釈すれば桜の如く改新が在るのでしょう。
合っているかどうかは分かりませんが。
内容的にはね、それはもう、思わずムカっと来てしまう訳ですよ。
もうね、「受験の帝王」これね、正しく。
ただ、後者の方が断然面白い。
んー、前者を椎名高志とすれば後者は鴨川ツバメ。
だから後者の話をしようと思います。

主人公のケイジ君は受験生です。
Cランカーって言う程度の偏差値と志望校の知名度とで悩んでおりました。
そこに登場するのが「師匠」。
全編を通して「師匠」です。
その師匠の受験テクニック及び心意気に感服してケイジ君は三戸の礼を帰して「マグナムケイジ」と改名するのでありますが。
そんな一風変わった作風は正しく確信犯な物なのです。
受験に置けるドラマ、社会風刺、回脱。
それらが美しく噛み合った様はまさにフュージョンと言えましょう。
この受験の帝王はドラゴン桜が著される5年ほど前に打ち切られており、ドラゴン桜は追走の形を取っている事は明らかです。
しかし、パクリとかそういう事を言いたい訳ではありません。
今、ドラゴン桜がドラマになるほどのヒットを飛ばしていながらも、そのパイオニアは打ち切りの憂いの目に合っている事実。
いつの世も生まれてくる時代を間違える物は多すぎるのではないでしょうか。
と、そういう訳なのですが。
「受験の帝王」の最終話にこんな言葉が在ります。
「人生どこだってブロードウェイ、踊り続ける気持ちがあれば何時だって主役」
願うならば、ドラゴン桜の最終回にもこんな台詞が書かれて。
それを見てニヤニヤしたい。
そう思う訳ですよ。

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