遂に出ました04巻。
話の内容はグッと親近感の沸かない日本編へとトラックバック。
おっと地震だ・・・。
そんなこんなで全編を通しての迫力抜群のガンアクションとリスキーなスラング満点がキラリと輝く本作ですが。
話の内容的には殆どゴルゴ13ですから気に為さらずに。

しかしながら、この「ブラック・ラグーン」。
様々な要素が盛り込まれております。
ミリタリー大好きっ子から班を分ける時に余っちゃうシャイな子、もちろん夜間学校のインテリから大きなお友達まで。
すべてを遍くカバーしつつそれでいて媚びない作風は正しくクールに一言に尽きます。
きっと、この本書は大人を演出したい子供向けの作品なのでしょう。
それはガンダムで言えばゴックであり、ポテチで言えばコイケヤ的な、ジーンズならばリー的な物なのです。
勿論、本当の大人は敢えて王道を選ぶものなのでしょう。
ボールとかジムとかそんな所で妥協せずに、ガンダムハンマーを振り回す物なのです。
それはペプシでは無く、ダイエットコーラを選ぶのにも似たある種の自虐であり、「別にダイエットコーラを飲んだところで痩せる訳じゃなく、本当にダイエットしている方にはお勧めできませんよ」的なマイナスな存在意義を敢えて楽しむ物なのです。
だから、本当の大人は「ブラック・ラグーン」は読みません。
むしろ読んでいる方は大人とは言えないのかもしれません。

そう、つまり本作はイカ臭い訳ですよ。
真の大人=ナイスミドルはイカ臭いより乳臭いを選ぶ物なのです。
だから「BOMB」より「コロコロ」を選ぶ訳ですし、絶対に本作は選ばれない訳ですよ。
と、まぁ色々な引用を用いてこの「ブラック・ラグーン」を切ってみた訳ですが。
切った所で僕も子供、同じ穴の狢。
オスギにピーコな訳ですよ。
・・・でもそんな自分が・・・、僕は嫌いじゃないぜっ!
てな訳ですよ。


ISBN:4091572049 コミック 広江 礼威 小学館 2005/07/19 ¥560

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